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「と、言うわけだ」
俺は玄関に居た理事長に言う、ゼウスはアキラも連れて来る、と行って何処かに行ったらしい。
アキラの死亡フラグが見えるな。
「スライムっ娘と元魔王ねぇ…、何を目指してるの?」
理事長は怪訝そうに尋ねて来た。
そりゃあもちろん…
「マイスウィートなホーム」
「聞いた私がバカだったわ、それに6人も(内5人は人外だけど)居たら狭くない?新しい部屋に移動する?」
「いや、それはいい、それよりも空間拡張してもいいか?」
「それは構わないけど…、アホみたいに大きくしないでね?昔会った知人が国一つ入る位まで拡張したから」
バカじゃねそいつ?てかそこまで大きく出来るんだ、家持ってたら地下に夢の国が出来そうだな。
「とりあえず問題だけは増やさないでね、これ以上増えたらアキラ君に会えなくなっちゃうんだから」
アキラ、お前はどこまで攻略したんだ…!?
まぁいいや。
「わかったわかった」
俺は呆れた様に手を上げて言う、すると理事長は一つ最後に付け加えた。
「あと忠告、
【生徒会と風紀委員が手を組んだ】らしいから気をつけなさい、じゃあね」
「ん?あぁ」
理事長はそう言うと手首の時計を確認し、ハッ、とした顔になると足早に出て行った。
「白黒が売り切れる!」
白黒?あぁ…薄い本か。
そう思いながら俺は部屋に戻った。
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