マスターだけど愛さえあれば関係無いよねっ!

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◇ 「ナイスだアキラ、今回は感謝しよう」 俺は拍手しながらアキラに近づき、ツカサはえっ?えっ?と言いながら二人を何度も見る。 「恭介?どういう事なの?」 「どうと言われてもなぁ、ツカサを変態から守ったとしか言いようが無い」 「この人が?」 ツカサはじっとアキラを見る、アキラは顔を背けて照れていた、やっぱり話は出来ないか。 「…ただの不良にしか見えないんだけど」 「オグブァッ!?」 盛大に口から血を吐き、アキラはがっくり項垂れた。 「キャァァ!?で、でも助けてくれてありがと!感謝してます!」 「ブシュッ!」 アキラは感謝された嬉しさの余り、鼻から噴血し、血溜まりを作成する。 「な、何で!?大丈夫!?」 「ツカサ、これは仕方ないんだ、不治の病みたいなもんなんだ、大丈夫だ、死にはしないから」 「出血量が尋常じゃ無いんだけど!?」 慌て続けるツカサに血を出し続けるアキラ。 そして周りの目線。 そこに立つ俺。 なんとかしないと…。
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