図書館

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みるみる真っ赤になるキミ。 「聞いてた?」 「うん。…ビックリした。」 今度は二人で真っ赤っか。 ふいと目を逸らした先に見えたのは茜色の綺麗な夕日。 「綺麗だね。」 「…うん。綺麗。」 キミのことが好きだよ。 本を読む真剣な顔も。 夕日に照らされたその横顔も。 「帰ろっか。」 「そうだね。」 二人の影が重なった、キミと帰る帰り道。
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