ー序章ー

2/3
前へ
/3ページ
次へ
「曽根田ー」 「はい!」 「穂茂尾田先生の補修、頑張れよ」   「アァァァ-またなのかぁぁ、」   「呼んだかな、うほっいい男じゃないか、見せたいものがあるからつれていくぞ、先生」 「お願いします!」 「いくわけnウワッナニヲスルヤメッ…アーーーーーーーー」 「さぁ、どんどんかえすぞー!」 可哀想に、前もって勉強しないからそうなるんだ。 毎日の勉強を日課にして3年……長かった。そして、その成果が数字となって現れるこの日、そうテスト返しだ。 ……手応えはあった、全教科85点は堅い。 「瀧川ー!」 「はい!」 ついにきた、これからの学力のランキングはこの瀧川 善乃(タキガワ ヨシノ)が築いていくだろう。   まぁ皆の嫉妬は激しいだろうが、致し方ない。それを受け止めるのも実力ある人間の仕事なのだから。 目の前で、先生がうなっていた。 ん?なにをもったいぶっているんだ!僕の点数に怖じ気着いたか?   「どうしたんですか?」 さぁ、早くテストを! 「いや、よくここまでやったなっておもってな、点数は皆にいわないようにな?」 やはりよかったようだな! 彼はテストをパシッと奪い、用紙に目を通した。  
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加