第1章

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「ワナビ、こいつは神保 蝶。俺と同じクラスの女だ。で、蝶。こいつはワナビだ」 簡単に紹介してやる。 「ちょっと! ボクの紹介ひどくない!?」 「じゃかましい。お前に蝶を紹介するために来たんじゃない」 ワナビが憤慨するのできちんと紹介しようかと一瞬思ったが、本名を忘れていたのでしかたなかった。 「もういいよ! 神保さん、ボクは蕨ヶ丘 自由(warabigaoka jiyu)。気軽に自由って呼び捨てでいいからね!」 「というのは仮の姿で、リバティ・ワラビィという名で小説家を目指しているワナビだ」 途中で思い出したので付け加えてやる。
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