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「じゃかましいぞ、女」
俺はスカウター越しに蝶の方を向いた。
「属性【ぼっち】、【ぼっちレベル】……たったの98か……ゴミが」
あれぇ、俺のスカウター上限100にしたはずなんだけどなぁ。
「ひどくない!? 属性ぼっちってなんなのよ!?」
「そう落ち込む必要はないぞ。はがないを見ろ。現在ではぼっちも立派に人気なニッチな属性だ」
「に、人気なら仕方ないわね。甘んじて受け入れてあげるわ」
単純な女だ。
それにしてももしも女と仲良くなる前にスカウターで女を見ていたら……
考えるだけで恐ろしい。
上限に達すると爆発する機能は除いておいた方がいいかもしれん。
「ねー、なにしてんのー?」
「む、そういえば蝶の力を試すためにスカウターを出したんじゃなかったな」
「なんで私試されてるの!?」
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