第1章

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~第一図書室最奥部自習スペース~ そこにはいくつかの長机とイスが置かれていた。 勝手に自習しろということだろう。なんてずさんな学校だ。 「それにしても自習スペースなのにガリガリベンベンしちゃってる人が全然おらんな」 「でもおかげでピンク髪の女はすぐ見つかったわね」 蝶の視線の先をたどると…… 「あやつか」 確かに一人の女子生徒がいた。 背を向けているので顔はわからないが、髪は確かにうっすらとピンク色だ。 俺はそのピンク髪に向かって近づきながら声をかけた。 まずは顔見知りになること。そこから徐々に調教してやればいい。 「そこの小娘、放課後まで勉強に励むとは良い心がけだ」 「え? あ、私ですか?」 振り向いたピンク髪は、なかなかの美人だった。
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