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「ガキじゃあるまいし駄々をこねるのはやめろ。俺一人では妹は止められない」
というかやられかねない。
俺の真剣な表情から察したのか蝶は抵抗を止めた。
「仕方ないわね。いいからさっさといきましょう」
「あ、ちょっと待て」
俺はポケットから萌えスカウターを取り出してうぐいす嬢を見た。
属性【ピンク髪】、【ピンク髪レベル】……34。
属性【まじめっ子】、【まじめっ子レベル】……56。
ピンク髪の上位属性である淫乱ピンクがまだ発動していないようだ。
これまた調教し甲斐があるというものだ。
俺はスカウターをポケットに突っ込み、図書室を後にした。
うぐいす嬢が不審者を見る目つきで俺を見ていたのは、いうまでもないな。
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