53人が本棚に入れています
本棚に追加
/205ページ
「黙れ変態! もういいからどっか行け!」
まったく、意味がわからん。
思春期で反抗期な妹を持つと苦労するなぁ。
やれやれ、今日はお互い適当に飯を済ますとするか。
惚れ薬も作らないといけないし。
なぜか睨みを聞かせてくる亜樹をしり目に俺は自室へ行くにした。
「おっと、そういえば……」
俺はポケットから【スカウター】を取り出し、亜樹の方を見た。
一応、こいつも女だからな。
調整をしておきたいからデータはできるだけ欲しい。
「きもいからこっちみんな!」
嫌われてるなぁ。
データはとれたからいいけど。
俺は亜樹の眼光から逃げるように自室へと退散した。
属性【ヤンキー】、【ヤンキーレベル】……28
……我が妹ながらひどい結果だ。
妹なのに妹属性/zeroだし。
いつの日か失敗したツンデレの生成にいつかもう一度着手しよう。
最初のコメントを投稿しよう!