第3章

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「黙れ変態! もういいからどっか行け!」 まったく、意味がわからん。 思春期で反抗期な妹を持つと苦労するなぁ。 やれやれ、今日はお互い適当に飯を済ますとするか。 惚れ薬も作らないといけないし。 なぜか睨みを聞かせてくる亜樹をしり目に俺は自室へ行くにした。 「おっと、そういえば……」 俺はポケットから【スカウター】を取り出し、亜樹の方を見た。 一応、こいつも女だからな。 調整をしておきたいからデータはできるだけ欲しい。 「きもいからこっちみんな!」 嫌われてるなぁ。 データはとれたからいいけど。 俺は亜樹の眼光から逃げるように自室へと退散した。 属性【ヤンキー】、【ヤンキーレベル】……28 ……我が妹ながらひどい結果だ。 妹なのに妹属性/zeroだし。 いつの日か失敗したツンデレの生成にいつかもう一度着手しよう。
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