第1章

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「まあ、それは置いといて」 「置いといちゃダメでしょ! 結構やばいこと言ったよあんた!?」 途中から自分でも何を言っているのかわからなくなったのだから仕方ない。 「ギャーギャーうるさいぞ雌鶏が。さっさと淫乱ピンク、もといカービーを探しに行くぞ」 「ひどい! というかせっかく伏字にしてたのに言っちゃったよ!」 その美しさに免じて雌豚はやめといてやったのに、恩をあだで返すとはこのことだな。 「問題ない。カービ○ではなくカービーだからな。まったくの別物だ」 カービ○といってもダンスなのかキャラクターなのか判断できないしな。 「そ、そう。なら私は何も言わないわ(何かあってもこいつの責任ね)」 「おい、気持ちが言葉に表れてるぞ」 流石に性悪だ。 「私には関係ないわ。それよりどこで探すの? ピンク髪なんて現実にはいないと思うのだけれど」 世間知らずのお嬢様はこれだから困る。
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