第1章

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「貴様はストロベリーブロンドというものを知らんのか、まったく」 「へえ、本当にそんな人がいるのね」 蝶が珍しく少し驚いたような表情を見せる。 人の驚いた顔というものを見るのは実に心地よいものだ。 「というわけで、図書室に行くぞ」 「唐突ね、そこになにが?」 的確な質問を投げかけてくる女。流石は俺の助手だ。 しかし助手と名付けると某クリスティーナとキャラがかぶるなぁ。 「今の話の流れから図書室にカービーがいることは明白だろうが」 「明白ではないでしょう!? それとその呼び方やっぱやめない!?」 「まあいい。行くぞ」 こうして俺と蝶は夕暮れ迫る教室を出て、図書室へ向かった。
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