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2年前。 たぶんそれは七生が最後に投稿した日。 今までのペースからしたらあと2、3作は投稿していてもおかしくないが、白い岩はそれをしていなかった。 「どうして辞めちゃったの? 俺が読む限りではアイディアがつきたんじゃない。 書けなくなったのではなく、書かなくなったんでしょ?」 もったいない、とでも言うかのように悠一は顔をしかめた。 「そんなこと…西山君に言われたくない。 私だって好きでやめた訳じゃないもん。」 七生が顔を曇らせる。
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