生徒会長×平凡

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最初はマリモのような編入生に向けられた、親衛隊の目もそれが変装だとわかり美形が現れると態度が一変し、その目は俺に向けられた。迷惑過ぎる。 ふーっと溜め息をつきながら汚れていないであろう地面に仰向けになって今日1日を思い返す。 気の重さを感じつつ玄関の扉を開ければ、あの編入生についていた一匹狼の不良くんが待っていた。眉間をよせ立ち止まれば、首根っこを掴まれ強制的に横に並べられて仲良く登校だ。編入生はまだ寝ていて置いていくらしい。 校舎につけば爽やかに手を振って挨拶をしてくる友人。自分が人気だと自覚していないのか抱きついてくる。その際一匹狼との口喧嘩も見慣れた光景だ。この美形2人の痴話喧嘩は目を引くようで、目線も俺への罵声も痛い。それに慣れた自分も嫌すぎる。その騒ぎでやってくる変態風紀委員長も副委員長も意味なく騒ぎは大きくなるだけだった。その時の俺へのセクハラは賠償金は取れるのだろうかと本気で考え始めている。 授業中は無駄に多く当ててくる教師に嫌み一つ言わず、絡んでるくるホストをスルーし待ちに待った昼食はあの煩い食堂で。気配を消しながら(友人2人のお陰で無意味)隅の方で食事をしていれば、今起きたのか変装を取った編入生徒が生徒会の皆様を引き連れてやってきて、最早ボロボロの俺の平和をぶち壊しす。

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