0人が本棚に入れています
本棚に追加
「そこの男子! 今日は水拭きするから、バケツに水入れてよ」
彼女に命令された奴は文句を垂らしていたが、彼女の一睨みで素直に従った。
「流石いいんちょー。容赦ないねー。つかなんで水拭きすんの?」
彼女は俺の質問を聞くと、あからさまに落胆した様子で溜め息をついた。
「アンタ、ちゃんと先生の話聞いていたぁ? なんでアンタがここの級長かわかんないわ」
「俺も、なんでお前が級長じゃないのかわからないね」
彼女の言葉に対して俺も言い返す。
最初のコメントを投稿しよう!