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更に一年後
Finalジャグラーが出現し撤去されようとしていた。2007年6月。
Aは体調を崩していた。だけど月に一度のスロットは欠かしてなかった。
仕事のがんばり過ぎのせいか血を吐いたりしてしまうことがあった。
怖くなり病院へむかう。
診断結果はガンだった。
めのまえが真っ暗になった。
なにもかんがえられなかった。
帰り道ジャグラーを打ったのだがなにも楽しさを感じられなかった。
怖かった。
病気に立ち向かうのが怖かった。
手術しても50%の確率だという………
入院しろっていわれていた。
七月には必ず病院に入らないといけない。
そして月日が経ち、6月30日Finalジャグラーの撤去日であり次の日には入院しないといけない。
その時またBの言葉がよぎった。
最後だからジャグラーうちいこう。
Aは足を向けた。
向かっている最中いろんな事を思い出した。
そしてパチンコ屋にはいるまえに、1000円であてれたら病気に立ち向かえそうになっていた。
到着。
財布には1000円しか入っていない。
どんどんすいこまれるメダル。
不安と恐怖に駆り立てられるA
もう10枚を切っていた。辛さのあまりに顔を下に俯むかせるA。
気が付くと残り一枚。
もう俯いたまま涙を流し
レバオン。
無音
ふるえた。
涙がとまらなかった。
Bigを消化し家に帰宅。
俺は絶対治るそう思ったAだった。
ありがとうジャグラー。
ありがとうじじい
いまAさんは闘病中である。
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