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二年後
スロットをしなくなって二年が経っていた。
仕事一筋で真面目な青年だった。
ある日Bの夢をみた。
と次の休日の日
『じじいの顔でも見に行くか…』
パチンコやに足を向ける事になった。
しかしなかなかペカらない。
『ふぅ、やっぱ久々だとだめなのかな』
そうして席をたつ。いつもBと一緒にいたパチンコ屋だとおもうと涙がでてきてしょうがなかった。
するとコツっと、なにかで頭を叩かれた。
一枚のメダルだった。
『メダルがどっから落ちてくるんだよ、いてぇなぁもう。これ回して帰るかな』
そして一枚入れてレバオン無音。ジャグラーは成長してTMになっていたのでBig確定だ。
またホロリと涙がでた。
『じじい』
ぽつんと呟いた。
Aは月に一度だけまたパチンコ屋に足を向けるようになったのだ。
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