裏と表

8/13
前へ
/142ページ
次へ
小型兵器に関して― 小型兵器(以下ドローン)はタイプがいくつかあるものの、その大半が単体での脅威レベルは低く、更に耐久性も低い。これは私自身も遭遇したため実体験と報告を纏める事にする。 自走式ドローン 展開されるドローンの約半分がこのタイプで、その中で更に二種類に分別される。 自走式typeA(機銃タイプ) 機銃を備えた型だが、正直、《機銃》と呼べるかは微妙だ。連射能力は低く弾速自体もかなり遅い。これが脅威になることは恐らく無いだろう。 自走式typeB(ロケットタイプ) ロケットランチャーを備えた型。typeAに比べると脅威レベルは高いが、単発の威力はブラストランナーのそれより低い模様。 浮遊式ドローン 浮遊式ドローンのパターンは三種類。そのほぼ大半は後述のtypeAになる。 浮遊式typeA(電磁砲タイプ) 電磁砲を備えた型で自動砲台を小型化して飛行能力を与えた感じだろうか。直撃さえ避ければ大した脅威では無いものの、自走式より群れる傾向があり、また地形の影響も受けない事もあって意外と面倒なタイプ。 浮遊式typeB(磁場形成タイプ) マグネタイザーを備えた型で、攻撃能力が無いにも関わらずとにかく厄介。また、対象を長時間足止めするためか、ドローンの中では比較的強固な装甲を持っており、最接近された時の対応が極めて困難な種類に該当する。 浮遊式typeC(自爆タイプ) ドローンの中で最も厄介なタイプ。シュライクやB.U.Z.のような最軽量機体なら一撃で大破可能な破壊力を持つ上にドローンの中で最も堅牢な装甲をしている。また、対象を一定距離内に感知すると急接近する特性を持ち、ブラストランナーの機動力で振り切る事はほぼ不可能。最優先で排除する事が望ましい。
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加