第一章 コミュ障とフレ症と

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「ということで、クララと私はあだ名で呼び会うほど仲が良くなったってことでいいわね」 「あーもう好きに呼べ!もういいよ!」 「拗ねないの。高校生にもなって。それに、あだ名で呼ばれてた方が取っつき易いじゃない。更正にも繋がるわ」 そこまで考えてんのかよ… ***** その後、俺達はクラリスに先導されて近く、といっても俺の住むアパートよりは少し遠いのだが某王手ファーストフードーチェーンにて明日の俺の誕生日会(というよりは友達を作る会)の場所や時間などの詳細を決めた。 というけどほとんどクラリスが決めていた。 殆どがその報告だったのだが、唯一決まっていなかった誕生日会を行う場所だったのだが、なんと俺の住むアパートに決定してしまった。 というか芽吹が言い出して来た。勿論拒んだが、クラリスの「それはいい案ね。やっぱり誕生日会なのだし本人の家の方がいいに決まってるわ」という発言で俺の意見は沈没した。 さらにはメンバーが足りないかもしれないという理由で芽吹が友達を連れてくるとか抜かしもしていた。これもまた勿論、言うまでもないことなのだが俺は拒否した。が、またもや帝王クラリスの「そうね。大は小を兼ねると言うし、迷惑のかからない程の人数なら大丈夫よね?クララ?」という発言でまたも沈没した。もうやだこの人。 その後は軽く雑談をして(させられて)店を出る。 そして、会話にあった違和感も後少しでなんだったのか分かる。ような気がしてきた。
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