3人が本棚に入れています
本棚に追加
少々ぎこちなさが残ったが、芽吹にいわれた通り俺は自己紹介をする。
「ということでね、ミャーもコークもクララも自己紹介も終わったし、楽しんでいこうか!!」
「…」
「….」
「…‥(゜∀゜; )」
「……」
「…‥‥」
だから言ったじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!
脳内で叫ぶ。当たり前じゃないか。他人とそんなすぐに仲良くなれるのはお前ぐらいだぞ。芽吹。
話すタイミングなんか知らねーし。
「あのー」
美冶と言ったか、その女がまさに恐る恐るといった感じで右手を肩まで挙げる。
「クララって‥良太くんのことですよね?なんでクララなんですか?」
「それはオレも気になるな( `・ω・) 」
「そういえば私も知らないわね」
クラリス、知らないで使ってたのかよ。
それよりあの女は嫌なところに目をつけられたな。
そのあだ名で呼ばせない為にも、幸久と美冶をかるく睨みつける。
だが当人らは気づいていないようなので意味は無かった。
「そのあだ名では…」
「区多良木良太を一字置きに読んでみなよ」
そのあだ名では呼ばないでくれ。
そう言うことも叶わず芽吹が途中で割ってはいる。
芽吹は俺のあだ名を広めようとしているのか。
「区多良木良太ですから…区、良、良ですね。」
「よく区多良木なんて苗字の綴りすぐわかったねぇ。区多良木の『良』は『ラ』って読むから区良良でクララさ」
「あー。そういうこと…だったんですね」「納得だ( ^∀^)」「そういうことだったのね」
最初のコメントを投稿しよう!