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薄暗い森の中を歩く。学園の横にある比較的小さな森だ。レベル1から2の魔物しか出ないこの森は普段実習などで使われている。この森に来たのに深い意味はない。ただ、ふらふらと死に場所を求めていたら森についただけだ。
まぁここで死ねば死体は魔物や野獣に食われてなくなるだろうし、私の死体を処理する人の手間が省かれることを考えればいい場所かもしれない。
普段は教員の許可と三人以上のグループでないと入れないためこうやって一人で入るのは初めてだ。
なんとなく普段と違う感じがする。一人できた。ただそれだけなのに何か森がいつもと違うように感じる。
幸いにも今日は実習はどの学年もないみたいだ。誰にも見つかることなく森に入ることができた。
確かこの森の一番奥には大きな木があったはずだ。何の木か種類も分からないが他の木々と比べても三倍程度はある大きな大木が森の中心部にある。
学園の生徒の間では樹齢1000年を超えるとかそんなうわさもある、そんな大木があった。
とりあえずそこまで行くことにした。途中何度か魔物に襲われたがこれでも学園では片手で数えられる程度には強い。
レベル1や2の魔物に遅れを撮るはずもなくあっさりと倒し奥へと進んでいく。
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