ハジマリノトキ

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その日を境に、葵に対するいじめがはじまった。 それはまさに、終わりのはじまり。 「だいじょうぶ。私がいるから!」 私には、そう声をかけることぐらいしかできなかった。 「うん…真奈美ちゃんだけは信じてるから…」 信じてるから。 しんじてるから。 シンジテルカラ。 シンジテルカラ・・・ 葵、あなたは確かにそう言ったよね? 私も、あなたを信じていたよ。 信じていた…
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