プロローグ

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「えっ、桜、いつからそこにいた、なんで俺の腕捕まってるの」 優斗の顔が引きつっている。 「だって逃げるじゃないですか ちなみに私は優斗さまが、「やべっ、」っと言ってるあたりからいましたわ」 「あ、あぁ、そ、そうなのか」 「ところで優斗さま、どうして私から逃げようとなさったのですか? どうしてこんな早くから私に知らせずに登校してたんですか? まさかまた、他の女に手を出そうなさったわけではないですわよね?」 おかしいな、僕と島田さんとは、20cmほどの身長差があるはずなのに、背中から出てる蒼い般若のオーラの前には近くにいる人をうむをいわせず黙らせる何かを感じる。 「い、いや、そんなことはない 桜が寝てるのもんで起こさないように 「...こいつが朝、家に来て『どんどん学校行って可愛い子に目をつけておこうぜ!桜?黙っておけば大丈夫だって』っていって連れて来られた」 「お、お前、何で友達うってる... 「へー、そうなんですか」
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