人魚の涙

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彼女が出て行った 背がちっこくて フワフワしてて…可愛くて 好きだなんて簡単には言えない 好きって言葉だけじゃ足りなくて… プロポーズしようと決めた 成人式の日、会場には行かずに指輪を買った 楽しみだった どんな顔をするだろう どんな風に受け取るだろう 不安なんてなかった 両想いのはずだと信じていたから 成人式が終わる時間まで、時間が余ったので時間を潰す予定だった たまたま街中で成人式帰りの友人たちと再会した 時間があったから飲みにいった 酔ってグダグダになった時、当時のメンバーが集まってきて同窓会みたいになった 時間を見てなかった俺が悪かったのかもしれない 12時になり帰えろうとしたが、1人では立てなかった 「翔太君大丈夫?」 声をかけてきたのは元カノの雛 「あーうん?」 「ふふっ、家まで送るよ」 つい甘えてしまい、家の前まできた… 「あ…俺、プロポーズ」 「へぇっ?」 プロポーズの事を忘れていた俺
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