3人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女が出て行った
背がちっこくて
フワフワしてて…可愛くて
好きだなんて簡単には言えない
好きって言葉だけじゃ足りなくて…
プロポーズしようと決めた
成人式の日、会場には行かずに指輪を買った
楽しみだった
どんな顔をするだろう
どんな風に受け取るだろう
不安なんてなかった
両想いのはずだと信じていたから
成人式が終わる時間まで、時間が余ったので時間を潰す予定だった
たまたま街中で成人式帰りの友人たちと再会した
時間があったから飲みにいった
酔ってグダグダになった時、当時のメンバーが集まってきて同窓会みたいになった
時間を見てなかった俺が悪かったのかもしれない
12時になり帰えろうとしたが、1人では立てなかった
「翔太君大丈夫?」
声をかけてきたのは元カノの雛
「あーうん?」
「ふふっ、家まで送るよ」
つい甘えてしまい、家の前まできた…
「あ…俺、プロポーズ」
「へぇっ?」
プロポーズの事を忘れていた俺
最初のコメントを投稿しよう!