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あの家を出て三ヶ月
ケータイと少しのお金が入った財布だけじゃ何もできなくて
あの日、家を出た後すぐに松川くんに会った
事情を説明すると、松川君が家に泊めてくれた
「気が済むまでいていいよ」
「すきなように使ってくれてもいいし( *｀ω´) 何にも気にしなくていいよ」
松川君は優しい
いつも私だけを見てくれる
松川君が彼氏だったら…
「一つ覚えといて。今でも諦めてないから（笑）」
でも、松川君を見るたび思う
先輩はどうだったんだろう…
私の事好きだったのかな？
三ヶ月間はいろいろあった
新しいバイト先を探したり
一人暮らしのための部屋も探した
松川くんはずっといていいっていうけど…流石にこれ以上の迷惑はかけられない
友達から電話がかかってきた
「先輩がすっごい探してたよ！」
家を出た時に先輩のデータは消した
電話もメールも拒否した
「今どこにいんの？先輩なんか焦ってたよ！早く連絡とってあげてね！じゃっ」
何で先輩は焦ってるの？
別れたんだよ？
もういいじゃん
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