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「マジでー?」
「マジマジ!マジでウケるよね!」
「あり得なくない!?」
「あはははは」
ウルサイ。
今日は一段とうるさいんじゃない、あんた達。
私は、電車の入り口付近でたむろっている高校生集団を睨まずにはいられなかった。
市立高校の制服は、無惨にはき崩され、男子はパンツ見えるし女子はミニスカートからは大根のような足がのぞいている。
下品な安物の香水が電車のなか全体に悪臭として漂っている。
最悪だ。
通学電車であるのは仕方ないが、一両編成では逃げ場もない。
こんなとき、田舎であることが恨めしい。
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