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無造作に叩いてるように見えるけど……、実際は無造作よりもっと適当。
あ!? たぶん勘違いしてると思うから言っとこう。
親方だけど、髭面のオヤジじゃない。くりくり金髪のちょっとガタイのいいイケメンだよ。
着てるのは……、そうだなあ、ちょうどメロスが着てるようなのの少し丈夫なヤツだね。
ちなみにこれでもれっきとした神様だから。
寒くはないし、ソリ職人としての腕は最高。
んで、小姓さんの方は、クリーム色のやわらかそうな髪の上にワッカが乗ってて、背中にはちっちゃな白い羽根が生えてる。
いわゆる天使というやつだ。
さて、説明終わり。
本題に戻ろうか。
「違うって、親方。依頼してきたのは、おきぬさんだってば」
「おきぬばあさん……だぁ?」
さすがの親方の手が止まる。
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