久美編

2/9
前へ
/86ページ
次へ
避難所の見張り塔で、俺は周囲を警戒していた。 時々、頭上をドイツの戦闘機やヘリが北海道方面へと通り過ぎていく。 それに若干恐ろしさを感じるも、俺は自分の役目をキチンと果たす。 「久美」 隣の女子が俺の名前を呼ぶ。 「どうした藤崎?」
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加