病院
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『でも…まずはお礼よね』 彼は瀕死の重傷だった それにもかかわらず、私を助けてくれた…見も知らずの私を… 『生きる』という事を一瞬でも諦めた私を救ってくれた彼に、どうしてもお礼が言いたい 身元不明の彼… そういえば… 「ねぇ、杉田さん、この人の身元って分かったの?」
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