病院

10/21
前へ
/1397ページ
次へ
クスクスと笑うその笑顔は少年のようなあどけなさを残している 「す、すみません。私は元気です、はい」 慌てて返事をする私に、おじ様は頭をポンポンと優しく叩いて 「それを聞いて安心した」 「私の事よりも、お仕事はよろしいのですか?お忙しいのに…」 スッとおじ様の手が上がり、その先の言葉を言わせてもらえない 「娘に会う時間ぐらい作るさ」
/1397ページ

最初のコメントを投稿しよう!

537人が本棚に入れています
本棚に追加