やっぱりオカマだった

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[ところで、宮本君?トイレはいいの?] すっかり忘れていた。 すみません、お借りします。 あの~、トイレどこですか? と、沢木さんに聞いてみた。 [そこの奥。] 沢木さんはカウンターの横にある通路を指差した。 有り難うございます。 別にトイレなんか行かなくてもいいんだけど、行ったフリでもしとかないとな。 俺はトイレのドアノブを回しドアを開けた。 すると中には一人の女性が立っていた。 ジョボボボ ん? [あっ!ちょっと待ってて!] ムム? ドレスを着た女性が立ってオシッコ? おもいっきり腰までドレスを捲って、お尻丸出しでオシッコしてます。 俺はゆっくりドアを閉めた。 どう考えてもオカマだよな? ジャァァ~…ガチャ [ゴメンね?どうぞ。] 俺は申し訳なさそうにトイレに入った。 顔はよく見れなかったけど、なんかオーラ的な物を感じたぞ! あれはただ者ではないな。 等と考えながら3分程時間を潰し、社長が待つ場所へと戻った。 するとそこには、さっきのオカマが深刻そうな顔して社長と会話をしている。 俺が戻った事に気づいた社長。 [宮本君、紹介するよ。セブンでママをやってるクリスタル。] クリスタル?スゲー名前だな!? どうも。明日からお世話になります宮本です。 俺はさっきの事もあって、よそよそしい挨拶になってしまった。 [頑張ってね。] はい。 さっき見てきたオカマ逹とは、まったく雰囲気が違うな~。余裕が感じられる。 [じゃぁ次に行こうか?] 社長がそうゆうと、後は頼んだよ~的な感じで背中で手を振って、その場を後にした。 俺は沢木さんと、クリスタルに失礼しますと挨拶をして、社長の後を追った。
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