やっぱりオカマだった

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社長はエレベーターを押さえて待っててくれた。 あっ!すみません。 エレベーターに乗り込み、ドアの方に体を向けると、階段を四つん這いで上がるまる焦げ君がいた。 あっ! 思わず声を出してしまった。 [ん?どうした?忘れ物でもした?ウンコ流すの忘れたとか?プッ…] お前は小学生か!! いや!なんでも無いです。 […ひょっとして~、宮本君見ちゃった?幽霊…。] いや!見てないですよ。 [さっきさぁ~、クリスタルが、今日もいるから今日は売り上げ悪いと思うって言うんだ。僕霊感とかまったく無いから信じられないんだよね~。売り上げ悪い時の言い訳にしか聞こえないんだ。] ん~、気を使う事無いみたいだな。 なんかいるって言うと怖がると思って、気を使って言わなかったけど、さっきの話しとくかな。 いや実は、この建物出ますよ。さっき階段でまる焦げの人が四つん這いでいました。 自分、多少霊感があるんで間違いないです。 [あっそう~。出る?まる焦げの幽霊?クリスタルが言ってた黒い塊に似てるね…] クリスタルにはそう見えてるのか。 盛り塩なんですけど、毎日かえてます?毎日かえた方がいいですよ。 [あっそう?後で確認してみるよ。ありがとう。] 本当にわかってんのか? この社長、なんか緊張感無いんだよな~。 そんな事を思いつつ、セブンを後にした。
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