やっぱりオカマだった

18/19
前へ
/27ページ
次へ
店内に入り、俺達は奥の方に案内された。 いわゆるVIP席だ。 俺達が座ると、ボーイさんが飲み物どうなさいます?と俺だけに聞いてきた。 いや、社長から聞いてください。 すると社長が [僕は決まってるから。好きなの飲んでいいから、つまみも適当に頼んじゃって。] は~。じゃぁビール下さい。後、枝豆とポテトフライで。 [かしこまりました。ごゆっくりと。] ボーイさんが下がったと同時に、社長の横に女が座る。 そう!シャンディーだ!! 間違いない! すると俺の横にも一人座った。 ども。 [………] 反応がない… ただ頷いただけ。 あの~日本語話せる? [ァ~マダヨクワカリマセン] は?喋れないの? なんで?こうゆうとこってお話しをするとこじゃないの? すると、その女は話せないもんだから、俺の膝や手を必要以上に触ってきた。 はは~ん。そう教わったな~。 喋れるようになるまでは、そうやって客を掴めと。 でもね~アナタ全然可愛くないから! すぐにクビになって国に帰りますから! 残念!! 俺は、ちょっとイタズラ心に火がついた。 君さ~何ピン人? [ェー、フィリピンデス!] おっ!?ピンでわかったか? 次に俺は、キン肉マンの歌詞をメロディをつけず、朗読のように話した。 そして歌詞の最後にある、キン肉マン、GOファイト!と言い終わると [アリガトウ] 俺は笑いをこらえるのに必死だった。 だって、アナタ~ キン肉マンじゃ無いですから! 残念!!
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加