1人が本棚に入れています
本棚に追加
店内に入り、俺達は奥の方に案内された。
いわゆるVIP席だ。
俺達が座ると、ボーイさんが飲み物どうなさいます?と俺だけに聞いてきた。
いや、社長から聞いてください。
すると社長が
[僕は決まってるから。好きなの飲んでいいから、つまみも適当に頼んじゃって。]
は~。じゃぁビール下さい。後、枝豆とポテトフライで。
[かしこまりました。ごゆっくりと。]
ボーイさんが下がったと同時に、社長の横に女が座る。
そう!シャンディーだ!!
間違いない!
すると俺の横にも一人座った。
ども。
[………]
反応がない…
ただ頷いただけ。
あの~日本語話せる?
[ァ~マダヨクワカリマセン]
は?喋れないの?
なんで?こうゆうとこってお話しをするとこじゃないの?
すると、その女は話せないもんだから、俺の膝や手を必要以上に触ってきた。
はは~ん。そう教わったな~。
喋れるようになるまでは、そうやって客を掴めと。
でもね~アナタ全然可愛くないから!
すぐにクビになって国に帰りますから!
残念!!
俺は、ちょっとイタズラ心に火がついた。
君さ~何ピン人?
[ェー、フィリピンデス!]
おっ!?ピンでわかったか?
次に俺は、キン肉マンの歌詞をメロディをつけず、朗読のように話した。
そして歌詞の最後にある、キン肉マン、GOファイト!と言い終わると
[アリガトウ]
俺は笑いをこらえるのに必死だった。
だって、アナタ~
キン肉マンじゃ無いですから!
残念!!
最初のコメントを投稿しよう!