オカマのおかげ

やっぱりオカマだった

とりあえず電話して、まさかのオカマ募集中だったら止めればいいだけだと思い、書かれている電話番号にかけてみた。(携帯電話)

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
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[ふぁい！もしもし？]

完全に寝てたであろうオッサンの声だ！
もう昼過ぎだぜ？

あの～求人広告見たんですが、まだ募集してますか？
[あ～募集してますよ。お名前と、年齢よろしいですか～。]

宮本健二、22才ですけど、そちらってコインランドリーでの求人募集ですよね？
[そうですよ。]

良かった～。心の中でそう呟いた。

お願いしたいんですけど？未経験でも大丈夫ですか？
[全然大丈夫よ。面接なんですが～、明日の夜の20時とか大丈夫ですか？]

はい。

[場所はわかります？]

はい。

[それじゃぁ、20時に、二階で面接したいと思うので、二階まで来て下さい。]
はい？

二階ってまさかのオカマ？コインランドリーって言ってたよ？

[もしもし？]

あっ！はい。

[20時にお願いしますね？]
はい～、お願いします。

[それじゃぁ失礼します。]
ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ

おいおいおい。なんだか雲行きが怪しいね～。
きっと二階に事務所があるんだ！そうに違いない！
とりあえず明日の20時に、行くだけ行ってみるか。