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19時50分。俺は家を出た。メチャクチャ近いと言ってたが、徒歩1分位の近さなので10分前行動なのである。
俺は、一歩一歩地面を蹴り歩き、約30歩位で店の前に着いた。
心の準備も出来ないままで、二階に上がる階段を探していたら、一台のベンツが店から少し離れたところに止まった。
助手席から出て来たのは、まだ髪も乾ききらない状態の、いかにも水商売の女だった。
ツカツカとヒールの音をたてながら、こっちに向かって歩いて来た。
金髪でサングラス。
パッと見は、外国人か日本人か解らない。
その女は通いなれた感じで、コインランドリーの二階へと続くであろう階段を上りはじめた。
ここから上がるのか~。
ん?
とゆう事は~今のはオカマ?
おいおいおい。どっから見ても女だったぜ?
まぁオカマと決まった訳じゃ無いし、ひょっとしたらオカマ、キャバ、コインランドリーの事務所、とゆう感じになってんのかな?
なってんのか?!
どう考えてもコインランドリー浮いてねぇか?
嫌な予感しかしねぇ。
とりあえず、徒歩30歩だけど、ここまで来たから二階まで行ってみるか。
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