あとがき

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   書き手とは悲しいもので、この小さな悲劇をどうしたら他の人達にも判ってもらえるだろう……と考え始めまして。  その間、友人が「もう彼のことを好きじゃなくなった(私には理解できない理由も色々)」と離婚したりなど、色々あってますます考えました。 「好きとか嫌いとか、そんなことで簡単に結婚とか離婚とか駄目だよ……(´;ω;`)」としか考えられず。  隣のおうちで起きていてもおかしくないことになるよう、一生懸命考えました。  そうしてできたのがこのお話でした。  あえて純愛にしたのは、払う犠牲の大きさを判っていただきたく……。  妄想が過ぎると言われればそれまでなんですが、でも、本当に有り得ないことではないと思います。  言いたいことは、これで判っていただけるのではないかな、と思います。  いつもは、創作の裏側などを語るのは好きではないのですが。  判っていて、紗希と秋人を送り出しました。その動機を今回は書いておこう、と思いました。 (きっかけになったおうちの方々は私が小説を書く人間であることを知っています。プライバシーには配慮して少し改編しているので心配なされませぬよう)  私の中で、簡単に済ませていい話ではなかったので、書こうと決意するまでに7年かかりました。  書いている間、ずっと心臓が痛かったです。  終盤、真相が判るあたりなど号泣しながら書いておりました。画面が見えなかったです……(´;ω;`)  最後まで見守って下さった皆様、本当にありがとうございます。  この恋の亡骸を悼んで下さった、優しい皆様を愛して止みません。  私の無駄な杞憂で済みますように、失われた子ども達が増えませんように、と心からの願いを込めて。  20130609 水無月美樹 .
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