ポーカーフェイス

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   充の責任感はもっともだった。  秋人はふと立ち止まり、肩をすくめる。 「判ったよ。でも、ここぞって時は退いて、警察に連絡してくれる。職業上、俺の方が暴漢には慣れてると思うから」 「……秋人さん」  充の瞳が、頼りなげに揺れる。秋人はそれを見ながらコクンと頷いた。 .
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