ヱヴァQ見に行くから破までの個人的な纏め(長文・ネタバレ)

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・旧劇場版「Air/まごころを、君に」  アニメシリーズではきっとシンジ君は犬死したかゲンドウかゼーレが補完計画の主導権を握ったから普通に流されるままに補完されたのだろうが、旧劇場版はシンジ君が補完計画の主導権を握ることになる。  カヲルを殺した後からストーリーは始まる。現実に救いを求める相手もおらず、アスカは意識ないしでもシンジはムラムラしちゃうし、家には誰もいないし、もう精神の限界だった。シンジだけじゃなくて、誰もが。  実はまだ一回しか見てないのでストーリーはうろ覚えなのだが(え)、ここから人類補完計画の主導権を取り合うことになる。ここら辺でやっと補完計画の条件や意味するところなどがわかってくるのでそろそろ説明しよう。  人類補完計画。それは全知全能の神様になるための試み。全人類を一つの肉体(巨大レイ)に集め、全人類の知識、感情、感性etcつまりは全知全能の一個体を作り出す計画だったのだ。全でありながら一である。あれだけ具体的に。  で、なぜゲンドウとゼーレは争う必要があったのか。みんなが溶け合って一個体になるなら結果は関係ないんじゃないの?と思うかもしれないが、そうではない。意思決定する人物が必要なのだ。神様は無意識に漂っている訳じゃない。何かを行使するための意識が必要だ。で、その全知全能の神様の意思決定を務めるのは誰か、この世界全ての主導権を握るのは誰かということで権力欲のゼーレと愛と性欲のゲンドウが争ったわけだ。  人類補完計画の条件は、どうやらアダム×レイかカヲル×リリスの一体化というところにあるみたいだ。ということでゲンドウは使徒味のする一口サイズのアダムを飲み込み、レイとの一体化を図る。しかし、そこはユイのコピーであり母性に目覚めつつあったレイ。淫乱浮気糞親父の人形になることは耐え難かったのだろう。あっさりアダム生まれの初号機のシンジの元へ向かう。ゼーレはカヲルが殺されその上本部からアダムを奪えなかった時点で敗退が決定。よって、シンジ君が補完計画の主導権を握ることになる。非常に不適切な人選だ。が、なったもんはしょうがない。ゲンドウは補完計画の中でシンジ君の憎しみによって握りつぶされる。
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