魔法学園

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 闘技場に着いたのは、当然の如く俺とガイアが最後だった。ローレン先生から何のお咎めも無かったのは、たぶんだが先生の人柄というわけではなく、まだ俺が編入初日で慣れていないために甘く見てくれたのだろう。 「やっと全員が揃いましたね? それでは三年生で最初の授業を始めます。危険な授業ですので、しっかりと説明を聞いてください」  今から行われる授業は使い魔の召喚。専用の魔法陣を使って魔物を召喚し、魔物と契約して使い魔になってもらうのだそうだ。  そしてこの授業では、毎年必ずと言えるほどに重傷者が出るらしい。主にプライドの高い学生が引き際を見誤るのが原因だそうだ。  使い魔契約の手順は、単純なものだった。魔法陣を使って召喚し、魔物と対話する。あとは魔物が出した条件をクリアできれば契約してもらえるという。  条件が戦闘の場合、絶対に勝つ自信が無い限りは契約を諦め、魔物に帰ってもらう。 「契約の成功率は毎年三割程度ですので、失敗よりも死を恐れて行ってください」  説明が終わり、ローレン先生に呼ばれた学生から一人ずつ順番に召喚に挑戦していくことになった。  俺の場合は編入生ということで後から加わった身のため、順番は最後だそうだ。
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