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地に伏す阿修羅から放たれる荒々しい殺気。
それはもはや怒気と呼ぶ方がふさわしい。
「構えよ!」
信玄は叫ぶ。
珍しく信玄が真剣だ。
それだけ阿修羅が強敵と言うことだな。
僕は物干し竿を構える。
ピシッ
亀裂が走る音がこの空間に響く。
なんの音だ?
僕は信玄の方を見る。
信玄は口を一文字に結んでいる。
阿修羅の方を見ると、幸村が十字槍を構えながら様子を見ているようだ。
ピシピシ
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