二章 /3

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黒い生物はニタァと笑った。 ゾワッ 全身の毛が立つような感覚がした。 「小次郎殿!」 兼続の声で僕は我に還り、赤黒い風で一気に間合いをつめる。 【侵掠如火】発動 いち早く黒い生物の元にたどり着いた信玄がスキルを発動した。 すると、信玄の周りに炎が立ち込める。 「幸村が仇、この武田 信玄が取ってやる!」 怒鳴り声に近いそれは大気を震えさせた。 あ、あの信玄があそこまで感情的にーー
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