二章 /3
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ふっ、僕が思っているよりも信玄は冷静に状況を見れていたようだね。 さすがだね、新撰組の頭脳殿。 「兼続、引くよ!」 僕はそう言うと、残った赤黒い風を全て、黒い生物にぶつけて、兼続が引く隙を与えた。 「かたじけのうござる!」 兼続は声を張り上げると引いた。 僕も引くとしようか……。 “貴様は逃さぬ” ーー!!
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