二章 /3

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その影は阿修羅の手に剣をぶつけ、軌道をそらした。 ザシュ! 反れたのはいいが、僕の左肩に刺さる。 「っつぅ……」 僕は苦痛の声を上げる。 「お待たせいたしました!小次郎様!」 間に入ってきた影はそう言うと阿修羅目掛けて剣を振るう。 こいつは森蘭丸。 こいつがいると言うことは……。 「邪魔しおっーー」 【赤鬼】発動 阿修羅が言いきるより早く、やつのスキルが発動された。 やはりな……。 「遅いぞ信長」 僕はそう言うとニヤリと笑う。 「片腕無くした阿呆が抜かしおるわ!」 赤いオーラを纏った信長が皮肉で返してくると阿修羅に刀を降り下ろす。
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