4人が本棚に入れています
本棚に追加
誰もいない街
残されたわたし
溢れる涙
掠れた声
振り向くと
銃声が轟き
血が上がった
唄が聞こえる
甘くて優しい
悪魔の唄
堕天使の翼は広がる
震え出した指先
差し出された手
触れ合う手
その瞬間
消える体
あの人はもういない
引き裂かれた心が
生み出した幻想だったのか
頬をつたる雫が止まらない
最初のコメントを投稿しよう!