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「勇星、何?
急に、会えるか?なんて」
桃奈は息を整えながら言った
「まあまあ、座れって」
俺は自分が座っていたベンチの隣を叩いた
桃奈が座るのを見てから俺は話した
「桃奈、ここで遊んだこと覚えてるか?
俺にとって、ガキん時から桃奈は
特別だったんだけど
それが恋だって知ったのは中学でさ
桃奈が離れることなんて考えたことも
なかったから、冷たくしてたのかも
いざ、桃奈がいなくなると思ったら
自分に腹がたったから呼び出した」
俺は呼び出した理由を一気に話した
「そっか……」
桃奈はそう言うと黙ってしまった
その沈黙が苦しくて
俺は桃奈と手を繋いだ
「俺、桃奈のことずっと好きだった
今でも好きだし
これからもずっと好きだと思う」
俺がそう言うと桃奈は目を丸くしていたが
少ししてから
「私もね、勇星のこと好きだったし
今も大好き」
と顔を赤くしながら言った
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