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途中、小さな薔薇に道を阻まれたが、ナイフでどけた。
「まぁ、壊れちゃったけどねっ」
家ならば人もいるだろう。
希望を託して駆けた。
着いた先は...
大きな屋敷だった。
赤い屋根で辺りを草木に覆われ不思議なムードに包まれている。
何故か扉は開いている。
「どうしたの?入ってみたら?」
少女は驚き、声のする方を見た。
そこには、さっき森に駆けて行った黒猫が居た。
「...でも」
黒猫はしゃべる。
「でも行くしかないんじゃない?」
そう言って、また深い森に消えて行った。
「行くしかない...」
なんで知ってるんだろう。
でも、そうだよね。
よし、入ろう。
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