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シロン「ああ、久し振りの新人ねはいはい」
シロンが正面のイスに座る。
シロン「改めまして御挨拶。俺は第四十六部隊のまとめ役、シロン・ウォーカー。そこの髭がミラルダで…」
部屋にいきなり女性が入って来る。
女性の方は澄んだ上の方で纏められた金砂の髪、綺麗な蒼い瞳がであり、整った顔立ちはかなり大人びて見えた。肩にはシロン同様エンブレムが付けられていた。
キャビン(うわ…超絶美人来たっ…!)
シロン「俺の補佐のブレイドだ」
ブレイド「申し訳ありません、来られると決まったものが急だったものでして」
ブレイドがキャビンに鍵を差し出す。
ブレイド「隅の部屋ですが御利用下さい。一応、世話係に任命されたマイク少尉とは部屋が近いので御安心を」
キャビン「あ…ありがとー…」
キャビンが手を出そうとするが、ミラルダが叩く。
ミラルダ「新人」
キャビン「はっ…はいっ!」
ミラルダ「自分から名乗ってないでしょ?ちゃんと御挨拶してからな。あと自己紹介を5分間」
キャビン「ええっと…」
ミラルダ「はいスタート」
キャビンが慌てて敬礼する。
キャビン「じ…自分、今日から第四十六部隊に配属になりましたキャビン・ネットであります。去年にディンペリアル学園卒業して小さい頃から夢だった政府に就職を祈願しました。趣味は機械弄りとマジックボールであります」
ミラルダ「好きな女のタイプは?」
キャビン「金髪麗人…」
シロンが座ったままミラルダの腰を蹴る。
ブレイド「すいません、彼なりの愛嬌ということで」
ミラルダ「い…良いでしょ別に。俺の基本的な新人歓迎の挨拶…」
マイク「マジックボール…確か同期にも選手に候補した生徒が居たな?しかも、普通科の」
キャビン「え…ええ…。なんでそこまで…?」
シロン「俺がコイツを隊に入れた理由。真っ直ぐな根性の持ち主で情報通な奴でな?記憶力なら他の誰にも負けねぇぞ少尉は。まあ、とりあえず当分はお互いよろしくっつうことで」
マイクが手を出す。
マイク「マジックボールはやったことないが見る側として好きだ」
キャビン「よろしくお願い致します」
キャビンとマイクが握手を交わす。
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