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ブスって言われたのは確かに嫌だった。
だからって、何で自分が可愛いみたいなことになっているのだろうか。
目頭が熱くなる。
「違っ、そんなこと思ってないっ。」
バンと音を立てて立ち上がり、彼を睨みつける。
彼は笑ったままだ。
「大丈夫大丈夫。お前可愛いから。」
周りの視線にも屈することなく彼は笑っている。
今度は可愛いなんて言うから、また周りの目が集まる。
「大伍ぉ、告んなぁ。」
「痴話喧嘩すんなって。」
周りの冷やかしの声にも、彼は臆することはなく笑っている。
私だけ恥ずかしい思いをしている。
「アンタなんて大嫌い。」
居心地が悪くて教室を出た。
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