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はてさて、こんな面白い行動をいつもの木陰で気合を入れていた。
そんな行動を男性二人に毎日見られている事に瑠璃子自身は知らなかった。
「クスッ」
誰が見ても高級車であろう車はいつもの時間に自社ビルの駐車場へと滑り込んでいった。
「今日もいたねーっクスクス」
運転席からは白人のような色素の薄い光の加減で金髪に黄色い瞳、それに反しガタイはよく長身の男はいつまでもクスクスと笑いながらサイドブレーキを引いた。
「今日も鍛えがいがありそうだ」
助手席に座っていた男はさらにガタイがよく不敵な笑みをうかべながら車のドアに手をかけ黒く妖艶な瞳を光らせ漆黒のような髪がゆれた。
「あらら、僕のお気に入りあまりいじめないでよ」
ドアを閉めロックキーを押しながら未だにクスクスとわらっていた。
「さあね」
フッっと目を細め漆黒の髪が顔を隠し表情が隠れ、何も無かった様にさっさと歩きだした。
もう一人の男もあるきだした。
この二人が社内イケメンNO1.2コンビだった。
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