疑念

4/12
前へ
/56ページ
次へ
改めて、うちの家族は天然だな~と理解した 登校中偶然、信彦に会った 「よう」 と俺が言うと、信彦も 「よっ」 と返してきた 「隆太郎は?」 信彦が言って来た 「まだ会ってないぜ、先行ったんじゃないの?あいつは俺達より真面目だからな」 「そうだね」 と、信彦が言った と言うか今頃だが俺こんな体で学校行っても良いのか?胸デカイからばれるんじゃね? 俺が考えてると信彦が、 「お~い一樹」 と、呼ぶ 「なんだ?」 「なんで一樹、女になってんの?」 信彦には、ばれていた まあ、当たり前だが 「えっと……」 俺は、なんて言えばよく分からなくてとりあえず、 「なんか朝起きたらね……こうなってた」 と、言うと信彦は 「へ~そうなんだ」 そう言い、他に追求はしてこなかった しばらく何も言わなかった信彦に言った 「なんで他に何も追求しないんだよ、普通友人が女になってたら何か言うだろ」 俺が言うと、信彦は落ち着いて、 「だって、一樹前から女みたいな顔だったから別に女になってもだい、ブベラッ」 大丈夫、と信彦が言う前にムカついたから腹に蹴りを入れてやった。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加