第一章【出逢い】

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いつもなら、商人さんが週に1度 モロコ村へ薬草や食べ物や本などを 売りに来てくれているんですが まだ今週は来られてないので 診療所で使う薬草が足りないんです。 「あぁ、滝の傍で見かけたらしいけど 取りに行くならついて行こうか?」 『いえ、ルイはお仕事あるでしょうし 今日は暇ですし、わたし行ってきます』 「大丈夫か? あまりに遅かったら迎えに行くからな?」 『はい、ありがとうございます ルイは相変わらず優しいですね!』 ニカッとルイは笑い くしゃくしゃと頭を撫でてくれました。 ルイはわたしを妹のように いつも大切にしてくれています。 「じゃあ気を付けていけよ! イヴ、ありがとなー!」 先程まで怪我をしていた手を上げ また、ニカッっと笑いルイは出ていきました。
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