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いつもなら、商人さんが週に1度
モロコ村へ薬草や食べ物や本などを
売りに来てくれているんですが
まだ今週は来られてないので
診療所で使う薬草が足りないんです。
「あぁ、滝の傍で見かけたらしいけど
取りに行くならついて行こうか?」
『いえ、ルイはお仕事あるでしょうし
今日は暇ですし、わたし行ってきます』
「大丈夫か?
あまりに遅かったら迎えに行くからな?」
『はい、ありがとうございます
ルイは相変わらず優しいですね!』
ニカッとルイは笑い
くしゃくしゃと頭を撫でてくれました。
ルイはわたしを妹のように
いつも大切にしてくれています。
「じゃあ気を付けていけよ!
イヴ、ありがとなー!」
先程まで怪我をしていた手を上げ
また、ニカッっと笑いルイは出ていきました。
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